2008年10月24日金曜日

祖国

日本では、多くの人が自分の親は日本人で祖父祖母も日本人だと思う。

移民を多く受け入れている国の人に出会うと、その人が何系の何人なのかわからない場合が多い。

ハーフどころか1/4、もっと複雑な人もいるようだ。
おまけに海外を転々としてる家庭に育つと国籍(2重国籍が認められる国もあるらしい)があっても自分がどこの国の人間なのか感覚としてわからなくなるらしい。

聞いてみたら、当たり前のはなし。
何人であろうと一つの国に永住していたのならそこの文化・風土・環境になじむはずだし、そこに愛着も湧き国籍が自分の国って認識するだろう。
反対に一つの海外に住んでいても、自分が純血○○人であれば、それはそれで自分のオリジンを認識できるであろう。

だけど、血にはいろいろな人種のものが混じっていて生活も転々とじゃ、そりゃー

「where are you from?」って質問に
「話すと長いよ」って答えが

返ってきても仕方がないような気がする。


これも聞いた話だが、人間生きる上でオリジンが明確になってること大切なことらしい。
これまで私は自分のオリジンに疑問、不安を持ったこともないし、考えたこともないから感覚がわからないのだが、オリジンが明確でないと自分の居場所や戻る場所が明確にならず、不安になるらしい。
自分の中で祖国が明確でないのだから、そんな心情になっても不思議ではないのだろう。


我が家の子供は純血日本人であるが、日本にいるのはいつも休暇のときだけ。
わが子には「自分が日本人だ」ときちんと言えるように、折り、折りで意識して話すようにするべきなのだろうが、、、。

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